忍者ブログ

89c79c73.png
■ コンテンツ ■

ad17d9bc.png 2f3a1677.png c1a81a80.png 9452a147.png 5350f79a.png 01b9b1e8.png 29aa8305.png d5525adf.png 0e6a6cf4.png b76ca7e7.png fea5d7ae.png
■ Twitter ■

■ ブログランキング

にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
■ ショップ

DMM.com DVD通販、レンタルなどの総合サイト
■2017/03/25 (Sat)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

にほんブログ村 アニメブログへ
■ [1183]  [1182]  [1181]  [1180]  [1179]  [1178]  [1177]  [1176]  [1175]  [1174]  [1173]  ■


■2016/06/05 (Sun)
第6章 イコノロギア

前回を読む

20
 ヒナは玄関扉を開けたところで、ツグミを待っていてくれた。ツグミはヒナの許まで急いで進み、ヒナと手を握った。
 ヒナはもう一度そっと光太に頭を下げると、丁寧に玄関ドアを閉めた。
 外に出ると、急に空気の冷たさを感じた。まだ夜明けが遠い。ツグミは夜の闇がいつもより深く冷たいのを感じて、心細くなった。辺りを包む静寂が、冷たさを伴って突き刺さってくるように思えた。
 ツグミは早く車の中に逃げ込みたくて、早足になった。ヒナも、ツグミに合わせて早足になった。
 ツグミとヒナは、家の前に駐めていたダイハツ・ムーブに乗り込んだ。ヒナはエンジン・キーを回して、まずヒーターを点けた。
「ツグミ。しばらく寝とき。つらいやろ」
 出発前に、ヒナがツグミを振り返った。
「そんな。ヒナお姉ちゃんだってつらいやろ。私、ずっと起きとくで」
 ツグミはゆるく抗議した。
「大丈夫。私、夜型だから。ツグミは寝なさい」
 ヒナは冗談を言う時みたいに笑ってみせた。ツグミはヒナが自分を安心させようとしているのだな、とすぐに察した。
 しかし運転を代わってあげられるわけではないし、2人で起きていてもあまり意味がない。ツグミは納得しなかったが、了解した。
 ツグミは座席を倒して、トレンチコートを脱ぎ、それを毛布代わりに体に被せた。座席の上で少しもぞもぞとして、頭の位置をヘッドレストに合わせる。
 ヒナが助手席のシートベルトを締めてくれた。といっても寝ている状態だから、固定される場所はほとんどない。
 ヒナはツグミの頭をちょっと上げさせて、乱れた髪を整えた。もぞもぞしている間に、ツグミの後ろの髪が崩れてしまっていたのだ。
「おやすみなさい。ツグミ」
 ヒナはそう挨拶をすると、正面を向き、ハンドルを握った。
 ゆっくりとダイハツ・ムーブがスタートする。
「おやすみなさい」
 ツグミは目を閉じた。ダイハツ・ムーブがゆったりとツグミの体を揺らす。どこか、ゆりかごみたいな感じだった。

次回を読む

目次

※ 物語中に登場する美術家、美術作品、美術用語はすべて空想のものです

拍手[0回]

PR
にほんブログ村 アニメブログへ
■ [1183]  [1182]  [1181]  [1180]  [1179]  [1178]  [1177]  [1176]  [1175]  [1174]  [1173]  ■


■ ブログの解説 ■

漫画・アニメ・キャラクターを中心に取り扱うブログです。 読みたい記事は、左の目次からお探しください。

QLOOKアクセス解析


■ ブログ内検索  ■

私が描きました!

アマゾンショップ

アマゾンのサイトに飛びます
フィギュア

アニメDVD

新刊コミック

ゲーム

ライトノベル

楽天

アマゾン<シャッフル>ショップ

私が描きました!

Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]