忍者ブログ

89c79c73.png
■ コンテンツ ■

ad17d9bc.png 2f3a1677.png c1a81a80.png 9452a147.png 5350f79a.png 01b9b1e8.png 29aa8305.png d5525adf.png 0e6a6cf4.png b76ca7e7.png fea5d7ae.png
■ Twitter ■

■ ブログランキング

にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
■ ショップ

DMM.com DVD通販、レンタルなどの総合サイト
■2024/11/23 (Sat)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

にほんブログ村 アニメブログへ
■ [1139]  [1138]  [1137]  [1136]  [1135]  [1134]  [1133]  [1132]  [1131]  [1130]  [1129]  ■


■2016/04/23 (Sat)
第11章 蛮族の王

前回を読む

 ジオーレは城の地下宝物庫へ入っていった。暗闇を杖で照らす。管理人に案内させて、回廊のずっと奥の、聖剣が置かれている広間へと向かった。
 広間の中の、3体の像はすでに倒され、英雄の顔が破壊されていた。厳粛さで満たされた広間は、今では荒廃した印象が漂っていた。
 ただし台座だけは手を付けずに残され、3つの剣もそこに置かれたままだった。
 ジオーレは台座の前まで進んだ。

ジオーレ
「あれが聖剣というやつか……」

 ゲーボルグ、ダーンウィン、エクスカリバー。
 神官達の中には、異国の宝刀に感嘆の声を漏らす者もいた。廃墟の中とはいえ、聖剣が放つ威風は、一片も失われていなかった。ジオーレですら、肌にひりひりするものを感じていた。
 ジオーレは伝説上の最強の剣、エクスカリバーを手にし、鞘から抜いた。

ジオーレ
「……何だこれは。こんなもののために、ブリデンと戦っていたのか」

 ジオーレはぼろぼろになったエクスカリバーの刃に拍子抜けな声を上げた。

ジオーレ
「下らん。――おい、ダーンウィンをよこせ」
神官
「はは」

 神官の1人がダーンウィンの鞘を手に取ろうとした。

ジオーレ
「待て。――柄を握って見ろ」
神官
「はい?」

 奇妙な命令に、神官が不思議そうな顔をする。
 神官達に静かにどよめきが走り、訳知りの者は黙って行く末を守った。命令された神官は、なんとなく張り詰めた空気になるのに戸惑いながら、恐る恐る剣の柄を握った。
 突然に、神官に火が放たれた。火はただちに神官の全身を巡る。神官は炎に捕らわれ、のたうち回った末に、絶命した。

ジオーレ
「なるほど。ダーンウィンが持ち主を選ぶというのは本当のようだな。よし、柄は絶対に触れるな。慎重に運び出せ」

 ダーウィン、エクスカリバーの2振りが奪われた。

神官
「ゲー・ボルグはどうします?」
ジオーレ
「要らん。その剣にはもう霊力を感じぬ。役目を終えたのだろう。……ティーノ、ダラス、お前達はダーンウィンとエクスカリバーを葬る方法を考えろ。その2つさえ失われれば、我らに恐れるものはない」
ティーノ&ダラス
「はっ!」
ジオーレ
「明日になれば出発するぞ。兵団を4つに分けて準備をしておれ」
神官
「あの、どちらへ……」
ジオーレ
「決まっておるだろう。我らの先代が遺した偉大なる城、キール・ブリシュトだ」

次回を読む

目次

拍手[1回]

PR
にほんブログ村 アニメブログへ
■ [1139]  [1138]  [1137]  [1136]  [1135]  [1134]  [1133]  [1132]  [1131]  [1130]  [1129]  ■


■ ブログの解説 ■

漫画・アニメ・キャラクターを中心に取り扱うブログです。 読みたい記事は、左の目次からお探しください。

QLOOKアクセス解析


■ ブログ内検索  ■

私が描きました!

アマゾンショップ

アマゾンのサイトに飛びます
フィギュア

アニメDVD

新刊コミック

ゲーム

ライトノベル

楽天

アマゾン<シャッフル>ショップ

私が描きました!

Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]