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■2016/01/26 (Tue)
第8章 秘密都市セント・マーチン

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10
 西の最果て。ごつごつとした黒い岩ばかりの風景が広がっていた。風が強烈で、びゅうびゅう音を立てていた。そんな岩山に、ささやかなテントが作られていた。強い風で、今にも吹き飛ばされそうな弱々しさだった。テントの周囲にいる人達も、長い衣と髪の毛を逆立てさせている。
 そんな場所に、あの赤毛のクワンがやってきた。両脇を鎖帷子の兵士達に抱えられて、赤毛のクワン自身はもう体力も気力もないというふうに引き摺られていた。城の牢屋を脱出した時よりも、だいぶ痩せてやつれているように見える。
 兵士達はテントの外に立っている男の前に進み、赤毛のクワンを放り出すようにした。赤毛のクワンが黒い岩場にどさりと倒れる。

ジオーレ
「何か報告かね」

 男は身が細く、頭には若々しい金髪が揺れていた。戦いを好むようには見えなかったが、その顔には冷血な笑みが浮かんでいる。真っ白な衣を身にまとい、衣の胸のところに赤い十字が描かれていた。

赤毛のクワン
「……あんたが探していたもの、やっと見付けたぜ。魔法の杖だ」
ジオーレ
「よくやった。場所はどこだ?」
赤毛のクワン
「簡単には教えねぇよ。秘密の里だ。詳しい者でないと、絶対案内できないところだぜ」
ジオーレ
「ほう。交渉か。だが悪いな。お前達にはもうお金を回す余裕がない」
赤毛のクワン
「馬鹿な! 俺達の協力なしで、どうやって戦っていくつもりだ。奴らは手強いぞ。金をよこしな。もう一度兵を集めて、今度こそ奴らを叩いてやる」
ジオーレ
「王国に送り込んだ……ウァシオだったな。あいつは随分いい暮らしをしているようだな。そろそろ我々の助力も必要あるまい。たかりはそれまでにするんだな」
赤毛のクワン
「ハハッ! 馬鹿な奴だ! こんな小勢で、どうやってあの国を滅ぼすつもりだ。どうやって乗っ取るつもりだ」
ジオーレ
「滅ぼす……? 人聞きの悪い。我々は神と平和を愛する信心深い神官であるぞ。滅ぼすのではない。幸福を与えてやりに行くのだ。それに兵士なら見よ、あそこにある」

 ジオーレは岩山をひょいと登っていき、その向こう側を杖で示した。
 赤毛のクワンも岩場を這いつくばって登ると、その向こう側を覗き込んだ。そうして、絶句した。
 岩場の反対側は急な斜面になっていた。その奈落の下は、海岸に接している。そこに、ロマリアの軍艦が13隻。今まさに上陸しようとしているところだった。1隻はすでに碇を下ろし、乗組員がボートにのって上陸していた。
 ロマリアの軍艦は大きな帆を広げ、帆には赤い十字が描かれていた。乗り込んでいる水夫や兵士達は何人くらいだろう。相当な数だった。

赤毛の山賊
「これは、ロマリアの船か……」
ジオーレ
「頭の固い本部が、ようやく私の言い分を了解してくれたらしくてね。北の愚かな邪教集団を改宗させよ、と正式に命令が下された。さあこれからだ。本当の戦いが始まる時だ」

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