忍者ブログ

89c79c73.png
■ コンテンツ ■

ad17d9bc.png 2f3a1677.png c1a81a80.png 9452a147.png 5350f79a.png 01b9b1e8.png 29aa8305.png d5525adf.png 0e6a6cf4.png b76ca7e7.png fea5d7ae.png
■ Twitter ■

■ ブログランキング

にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
■ ショップ

DMM.com DVD通販、レンタルなどの総合サイト
■2024/03/30 (Sat)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

にほんブログ村 アニメブログへ
■ [1180]  [1179]  [1178]  [1177]  [1176]  [1175]  [1174]  [1173]  [1172]  [1171]  [1170]  ■


■2016/06/02 (Thu)
第13章 王の末裔

前回を読む

 家から飛び出すと、森の向こうに長い長い列ができているのが見えた。列は地平の果てるところまで続き、長くうねうねと連なっていた。歩いている人々は、顔をひどく暗くして、疲れ切っている様子だった。

オーク
「すぐにテントの用意を。食べ物をあるだけ出してください」

 オークは指示を出すと、自身も森へと走った。
 その最中に、ルテニーと再会した。

オーク
「ルテニー。いったい何が……」
ルテニー
「オーク! 会えてよかった。あちこち滅茶苦茶だ。クロースの連中が村を片っ端から潰して、住民を火あぶりにしていやがった。できる限り集めてここに連れて来た」
オーク
「ご苦労です。みんなを受け入れる準備に加わってください」
ルテニー
「わかった」

 人々の列は長く、1日かかってようやく途切れた。列が終わる頃には、隠里には立錐の余地のない人で溢れ返ってしまった。
 兵士達は協力して木を伐り、避難民達のためにテントを作った。食事の用意をして、寒さに震える者に毛布を与えた。オークもテントを作る仕事に加わったし、避難民も協力した。そのお陰で、作業は迅速に進んだ。
 またオーク達は、彼らの管理に時間を費やした。仕事の分配を決めて、病人の面倒を見て、周辺の村々で何が起きたかの事情聴取もした。その過程で人々の全体数を把握し、食糧の計算もした。
 仕事に猶予ができると、オークは休まず人々の前に出た。みんなオークを頼って集まってきた、ということをオーク自身自覚していた。オークが顔を出すと、みんな希望を浮かべてオークの名を呼び、握手を求めた。オークはその一つ一つに応じた。
 そんな慌ただしい仕事が続いた3日目の夕方、オークは人々の中から思いがけない人物に巡り会った。

オーク
「母上!」

 それはかつて、ドル族の里で分かれた、ミルディの母であった。

次回を読む

目次

拍手[0回]

PR
にほんブログ村 アニメブログへ
■ [1180]  [1179]  [1178]  [1177]  [1176]  [1175]  [1174]  [1173]  [1172]  [1171]  [1170]  ■


■ ブログの解説 ■

漫画・アニメ・キャラクターを中心に取り扱うブログです。 読みたい記事は、左の目次からお探しください。

QLOOKアクセス解析


■ ブログ内検索  ■

私が描きました!

アマゾンショップ

アマゾンのサイトに飛びます
フィギュア

アニメDVD

新刊コミック

ゲーム

ライトノベル

楽天

アマゾン<シャッフル>ショップ

私が描きました!

Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]