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■2016/03/12 (Sat)
第10章 クロースの軍団

前回を読む
 ソフィーは意識がぼんやりと戻ってくるのを感じた。周りの風景を見て、城の中だと気付いた。体が重い。何かが体にのしかかっているような、そんな感じだった。
 側に医師が付き添っている。薬品の臭いが部屋に満ちていた。何かしらの薬が与えられたらしい。
 誰かが部屋に入ってきた。ソフィーは体に力が入らず、首だけ傾けてその人物を迎えようとした。しかしその姿を見て、慌てて飛び起きて、深く礼をした。セシル王の后、ローザだった。

ローザ
「無理をなさらないで。まだ休息が必要な時です。楽にして。これは命令ですよ」
ソフィー
「はい」

 ソフィーはローザに頭を下げて、再びベッドに横になる。

ソフィー
「……あの、ローザ様」
ローザ
「あなたの夫が帰還したわ。いま私の夫と会見中です。召使いに代わって報告しに来たのよ」
ソフィー
「あ、ありがとうございます」
ローザ
「かしこまらなくていいわ。ソフィーは病気をしているのだから。それにお友達でしょ。大丈夫よ。あの人も、あなたの夫もとても優れた人だから、良き判断をしてくれるはずです」
ソフィー
「はい。あのローザ様。オーク様と私は、まだ……」
ローザ
「そうでしたの? あんなにいつも側にいて、親しくなさっていたのに」
ソフィー
「ええ。オーク様は信頼できる方です。でも、ずっと危険な旅ばかりで、剣を握らなくても、あの人の周りで戦の音が途絶えぬ日はありません」
ローザ
「苦労なさっているのね。可哀相。こんなに美しい姫君なのに」
ソフィー
「いえ、私なんか……」
ローザ
「……あの人は王になってからすっかり変わってしまった。いつも難しい顔をして、気持ちを穏やかにされたことはありません。信頼の置けない家臣に囲まれて苦労ばかり。民は嘘を吹き込まれて、誰も王を信じない。……側にいるとつらいわ」
ソフィー
「そんな。お后様は一番喜びが与えられていなければならないのに……」
ローザ
「いいえ。私はあなたのように手を汚さないから。あなたはこんなに泥だらけにして。本当は綺麗なのに」

 ローザはソフィーの手を取り、指を絡ませた。細く柔らかいローザの指に対して、ソフィーの指は硬く、まだ泥がついていた。

ソフィー
「あのお方のためですから」
ローザ
「彼を愛しているのね。こんなになるまで側にいようとするのだから……。ずっと側にいてあげてね。私は……夫の側にもいられないから」
ソフィー
「…………」

 ローザの目に涙が浮かぶ。ソフィーはローザの体を抱き寄せた。

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