忍者ブログ

89c79c73.png
■ コンテンツ ■

ad17d9bc.png 2f3a1677.png c1a81a80.png 9452a147.png 5350f79a.png 01b9b1e8.png 29aa8305.png d5525adf.png 0e6a6cf4.png b76ca7e7.png fea5d7ae.png
■ Twitter ■

■ ブログランキング

にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
■ ショップ

DMM.com DVD通販、レンタルなどの総合サイト
■2024/04/19 (Fri)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

にほんブログ村 アニメブログへ
■ [1133]  [1132]  [1131]  [1130]  [1129]  [1128]  [1127]  [1126]  [1125]  [1124]  [1123]  ■


■2016/04/17 (Sun)
第11章 蛮族の王

前回を読む

 間もなく夜が迫ろうとしていた。王城を蹂躙するネフィリム達は、ますます勢いついていく。
 そんな時間になり、ようやくジオーレ率いるクロース軍が城下町へ入った。
 ただちに魔の軍勢がクロース軍に気付いて襲いかかろうとした。だが、僧侶達の杖が輝き、その前で足を止めた。ネフィリム達は光を前に、クロース軍には近付けなかった。

ジオーレ
「ホーリー!」

 ジオーレが魔法の杖を掲げた。鋭い光が街全体を包む。まるで太陽が突然出現したようだった。あまりの光に、昼と夜が一気に反転したようだった。
 光は街のあらゆる場所を巡り、明るく照らした。ネフィリムたちはあまりの強烈な光を前に、力を残している者は逃げ去り、手負いの者は耐えきれず体を弾けさせた。
 ネフィリムが街から一掃されるまで、あまり時間は掛からなかった。街から修羅が去り、静けさが戻りはじめても、杖はまだ光を鈍く宿していた。

ジオーレ
「これが神の奇跡だ! 人々よ、我が神を信じよ! 我が神を信じる者のみに救いが与えられるぞ!」

 人々が光に導かれるようにジオーレの前に集まり、畏敬の念に打たれて膝をついた。




 夜の草原を、一騎の騎馬が走っていた。騎士の腕の中に、オークがいた。まだ息はあったが、その命が今にも途切れてしまいそうだった。
 突然、背後に光が立ち上った。騎士は驚いて馬を留めて、後ろを振り返った。強烈な光がそこに現れ、城壁を真っ黒な影に反転させた。ネフィリムが大慌てで城から逃げ出すのが見えた。騎士のいる足下の草原すら、昼のような光が射していた。
 しかし騎士が感じていたのは、畏怖ではなく脅威だった。

兵士
「……ケルトの城は落ちた」

 間もなく光は失われた。騎士は馬の腹を蹴り、道を急いだ。

次回を読む

目次

拍手[0回]

PR
にほんブログ村 アニメブログへ
■ [1133]  [1132]  [1131]  [1130]  [1129]  [1128]  [1127]  [1126]  [1125]  [1124]  [1123]  ■


■ ブログの解説 ■

漫画・アニメ・キャラクターを中心に取り扱うブログです。 読みたい記事は、左の目次からお探しください。

QLOOKアクセス解析


■ ブログ内検索  ■

私が描きました!

アマゾンショップ

アマゾンのサイトに飛びます
フィギュア

アニメDVD

新刊コミック

ゲーム

ライトノベル

楽天

アマゾン<シャッフル>ショップ

私が描きました!

Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]