忍者ブログ

89c79c73.png
■ コンテンツ ■

ad17d9bc.png 2f3a1677.png c1a81a80.png 9452a147.png 5350f79a.png 01b9b1e8.png 29aa8305.png d5525adf.png 0e6a6cf4.png b76ca7e7.png fea5d7ae.png
■ Twitter ■

■ ブログランキング

にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
■ ショップ

DMM.com DVD通販、レンタルなどの総合サイト
■2017/09/26 (Tue)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

にほんブログ村 アニメブログへ
■ [901]  [900]  [899]  [898]  [897]  [896]  [895]  [894]  [893]  [892]  [891]  ■


■2015/08/31 (Mon)
第2章 贋作疑惑

前回を読む

13
 部屋を出ると、幅の広い螺旋階段が現れた。人気がなくなったせいか、空気がすっと涼しくなった。ツグミは今さら息苦しさに気付き、口を大きく開けて、空気を入れ替えた。
「どう、楽しんどお?」
 ヒナは先頭に立ち、階段を昇りながらツグミとコルリを振り返った。
「うん、すっごい楽しい!」
 ツグミとコルリが勢いよく声を合わせた。興奮して、声が上擦ってしまっていた。
 ヒナは嬉しそうに微笑んだ。少し誇らしげに見えた。
「あの展示方法、ヒナお姉ちゃんのアイデアやろ?」
「うん。猛反発喰らったけどな。でもああいう風にすると面白いやろ?」
 ツグミの問いに、ヒナが勝ち誇るような清々しさを浮かべた。ツグミはやっぱり、と明るい気分になって頷いた。ヒナを尊敬する気持がまた少し強くなるように思えた。
「でもヒナ姉、大変やったやろ? これだけの作品、よく集められたよね」
 コルリが感心したふうに、遠ざかりつつある1階を振り返った。
 短期間のうちに日本とフランスを往復して、《ルーブル》や《オルセー》などからレンタルの許可を貰う。数は少ないものの、どれも作家の代表作と呼ばれる絵画だ。保険金だって、下手すれば億単位の額になりかねない。神戸西洋美術館の年間予算はせいぜい数千万円程度だ。どこにそんな力があったのか不思議だった。
「大変やったんやで。体を張った仕事やったわ」
 ヒナは力強く言って、二の腕を見せ付けた。
「ヒナお姉ちゃん……」
 ツグミは心配な顔でヒナを見上げた。
「大丈夫。ツグミが心配するようなことはしてないから。ちゃんと体も大事にしとおよ」
 ヒナはツグミの側にやって来ると、宥めるようにその背中を撫でた。ツグミは気持ちが晴れず、不安な思いでうつむいた。
「さっ、作品はまだまだあるんやで。ここからはプロの案内付きや。あ、でも2人には不要かもね」
 ヒナは声を明るくさせて、先頭に立って階段を昇った。ツグミは気持ちを改めて、上を見上げた。階段の先に、美術館の2階が見えてきた。

次回を読む

目次

※ 物語中に登場する美術家、美術作品、美術用語はすべて空想のものです。

拍手[0回]

PR
にほんブログ村 アニメブログへ
■ [901]  [900]  [899]  [898]  [897]  [896]  [895]  [894]  [893]  [892]  [891]  ■


■ ブログの解説 ■

漫画・アニメ・キャラクターを中心に取り扱うブログです。 読みたい記事は、左の目次からお探しください。

QLOOKアクセス解析


■ ブログ内検索  ■

私が描きました!

アマゾンショップ

アマゾンのサイトに飛びます
フィギュア

アニメDVD

新刊コミック

ゲーム

ライトノベル

楽天

アマゾン<シャッフル>ショップ

私が描きました!

Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]