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■2016/02/09 (Tue)
第9章 暗転

前回を読む
 オークは砦の門を開け、流浪騎士団を招き入れる。騎士団は砦に入ると、持っている武器を兵士達に差し出す。
 砦の人達が集まり、旅の騎士団達を珍しそうに眺める。兵士達はまだ警戒の様子で騎士団を見ていた。

パッツォ
「いったい何者でしょう?」
ゼイン
「主君を求めて彷徨い続ける流浪の騎士団じゃよ。わしも会ったことがある。義理堅い良い連中じゃ」
アレス
「おお、ゼインではないか。久しいな」
ゼイン
「アレス! こんな暗い時代に喜ばしい再会じゃ。生きておったか」
アレス
「お前こそ。長生きはするものだな」

 ゼインとアレスが抱き合う。
 オークはアレス達を屋敷に招き入れた。さっそく料理が振る舞われる。流浪騎士団達は賑やかな様子で食事を始めた。

アレス
「ありがたいものだな。いつもこんな歓迎が受けられるわけではない。しかし、何があった。以前通りがかった時には、ここに人など住んでおらんかったが」
オーク
「王の命令で砦の復旧をしているところです。ブリデンに不穏な動きがありますから」
アレス
「東にはブリデン、南にはロマリア。ブリタニアはすでにブリデンに落ちた。誰も彼も、他人の土地を欲しがる。こんな時代に国を守るのは難しかろう」
オーク
「政治の話はよしましょう。旅の話を聞かせてください」
アレス
「子供のようなお方だ」
ゼイン
「この方は、これでも語り手であるぞ」
アレス
「そうかそうか。では語って聞かせよう。我々がいかにして旅を始めるようになったか……。250年前。俺達は海を越えた東の川辺に城を持つ一族に仕えておった……」

 城は絢爛たる財宝に包まれ、多くの兵士に守られ、王の一族は古き伝統を守りながら、平和に過ごしていた。王の富は尽きることなく、民は暮らしは豊かだった。
 だがある時から、南から異教徒達がやってきた。異教徒達は人々に「王が民を裏切っている」「王が民を虐げている」と悪い教えを吹き込んた。
 民は次第に王を尊敬しなくなり、税も支払わなくなった。王は異教徒達を退けようと、弾圧を加え、追い出そうとした。しかし騙されている民は、王に反抗して異教徒達を守ろうとした。
 異教徒達は軍団を結成して、王を城から引きずり出そうとした。王は民に協力を呼びかけたが、誰も助けようとしなかった。民は王を裏切り、異教徒達を助け、城を攻撃した。
 ついに城は崩壊し、王は国から追放されてしまった……。

アレス
「……俺のご先祖は王に仕える一族だった。だが城から追放された後、王と我々騎士団は離ればなれになった。いつか再会を約束して」
オーク
「王国はその後、どうなりました?」
アレス
「崩壊したさ。民はようやく異教徒達に騙されたと気付いたが、その時にはすでに遅かった。長く続いた王国は失われ、土地に根づいていた暮らしは荒廃し、伝承も失い、人々は古里なき流浪の民となっていずこかへ去った」
ゼイン
「他人事ではあるまいな。わしらがその当事者になる可能性はいつだってあるからな」
オーク
「あなたがたは今も王を探しているのですか」
アレス
「うむ。王族は失われたわけではない。王族は宝である大事な魔法の杖を密かに持ち出し、今も受け継いでいるはずだ。そしていつか大いなる危機が迫る時に再会しよう。その時の証として、これを我々に託した」

 アレスは首から金の飾りのついた宝石を取り出した。だが宝石は、半分が欠けていた。

アレス
「王の継承者は、今もこれを持っているはずだ。俺達は、これにぴたりと合う宝石の持ち主を探している」
オーク
「…………」

 オークは考え込むようにうつむく。どこかで、似たようなものを見た記憶が……。
 秘密の里……袖口に煌めく何か……。

アレス
「どうなされた?」
オーク
「いや。きっと思い違いです」
パッツォ
「途方もない話ですな。あんた達は本当にあんた達の王に再会できるのですかね。再会したところで、どうするおつもりでしょう」
アレス
「さあ、どうするだろうな。とりあえず、その土地を守るさ。俺の代で王に逢えるかもしれんし、子や孫の代になるかも知れん。だがそれでも先祖の言いつけだから、旅を続けるさ」

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