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■2015/09/17 (Thu)
創作小説■
第3章 秘密の里
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12
王の騎士団が山賊を追いかけていく。木立の中へ入っていき、斜面を駆け下りていく。その先は深い藪になっていた。山賊が散り散りになって逃げていく。騎士団が1人1人を追跡して、槍で斬り付ける。
騎士
「深追いするな!」
騎士の1人がそう叫んだ。
しかし功績を求める騎士たちがしつこく山賊たちを追いかけていく。
不意に、藪から山賊が飛び出してきた。隠れていたのだ。山賊たちが次々と飛び出してくる。騎士たちは不意を突かれ、馬から突き落とされ、その斧の餌食になって仆れた。
一瞬の反逆。深い藪に修羅が漂った。先頭を走る騎士団は、ほんのわずかな油断のうちに全滅させられてしまった。残る騎士団は、状況を見て、ただちに馬首を反転させる。
山賊1
「残りは全員やられたか……」
山賊2
「ここはもうおしまいだ。逃げるぞ」
山賊1
「いいや。仲間を集めろ。本部がどう言おうが関係ねぇ。戦だ! あの馬鹿王子の城を叩くぞ」
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