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■2009/04/05 (Sun)
シリーズアニメ■
そこでは、見上げると大きな月が浮かんでいるのが見えた。
汚濁にまみれたアースダッシュと違って、月には近代的な都市が広がり、いつも華やかなイルミネーションが輝いていた。
アースダッシュに住む人々はみんな貧しく、いつかあの月面都市に住む未来に憧れていた。
アースダッシュのある街で、ビッグフット・バスケの試合が始まろうとしていた。街の住人たちは、街頭テレビに集り、ビッグフット・バスケの始まりを待っていた。
そんな興奮状態の街を、ずっと背後から、冷たい目で見ている少年がいた。キックボードに乗ったダンだった。
今まさにビッグフット・バスケが始まるその時、ダンは、キックボードに乗って走り始める。
ダンはバスケットボールでドリブルしつつ、街を疾走する。
街頭テレビに一気に肉迫し、バスケットボールでディスプレイを破壊する。
すぐに警光灯を載せたビッグフットが殺到した。
だがダンは軽やかに警察ビッグフットの手を交わし、街を疾走していく。
すぐに警察はダンを見失い、ビッグフットも故障して追跡不能になってしまう。
主人公ダン(左)は、妹ココ(右)のためにビッグフットを街から追い出そうと考えているが、妹は無感情に兄のダンを批判している。どうやら、本当に無関心のようだ。
街頭テレビを破壊し、ビッグフットを侮辱する。
ダンは、ビッグフットが大嫌いだった。さらにビッグフット・バスケはもっと嫌いだった。
かつてダンの妹ココが、ビッグフットに踏まれて、ひどい怪我を負ったからだ。以来、ココは足が自由に動かなくなり、車椅子で生活している。
ダンはビッグフットを心底憎み、ビッグフットをこの世から消し去る方法を考えていた。
そんなダンの前に、謎の美少女セラが現れる。
セラはダンの手を引き、ビッグフットのコクピットに載せる。
ダンの前に、謎の美少女セラが現れる。ダンはセラからビックフットを操縦を学び、ビッグフットの試合に乱入を思いつく……。キャラクターは子供アニメふうだが、一部の描写は、ひどく性的に描かれている。いかにも、一定の男性層を狙った演出だ。
宇宙のどこかのにあるかもしれない、どこかの惑星の物語だ。
アース・ダッシュと呼ばれるそこでは、文化の中心はビッグフットと呼ばれるロボットが演じるバスケットボールであり、誰もがビッグフット・バスケに注目し、熱狂していた。
主人公ダンははじめはビッグフットを憎んでいたが、やがて天性の才能を見出され、ビッグフット・バスケにのめりこんでいく。
テレビアニメーションではありがちな熱血スポーツ・アニメをSF的異世界に置き換えた作品だ。
世界観の構築方法と主人公の描き方は、典型的な熱血アニメにありがちなスタイルだが、ロボットを交えたアクションはなかなか新鮮だ。
物語はわかりやすいが、退屈でもある。日本人は飛躍したものより、“お約束”を求める傾向がある。海外進出を前提としているが、西洋人なら日本のアニメを何でも買ってくれると思わないほうがいい。“お約束”だけを続けていたら、西洋人でも飽きる。
『バスカッシュ!』の映像は美しく、特に色彩感覚は優れた感性で描かれている。
街のディティールは細部まで描かれ、夥しい数の落書きすら様式的に描かれている。
だが、描かれているもの自体に飛躍したものはなく、ありきたりな物ばかり集められてレイヤリングされている。
映像の新鮮さは、詳細に描かれた背景にはなく、大胆にレイヤリングされた近代都市の風景と、ロボットアクションの側にある。
作画の精度も非常に高く、アニメ全体を通して、疾走するような躍動感がある。
イメージ自体はありきたりだが、ビッグフットを交えたアクションはなかなか豪快で見所はある作品だ。
作品データ
監督:板垣伸 原作:河森正治 ロマン・トラ サテライト
脚本:佐藤竜雄 キャラクターデザイン:吉松孝博 SUEZEN そえたかずひろ
メカ・コンセプトデザイン・美術監督:ロマン・トラ
デジタル・ディレクター:原田丈 色彩設計:久保田裕一
音楽:吉川慶 シューズデザイン協力:NIKE
アニメーション制作:サテライト
出演:下野紘 伊藤静 中村悠一 花澤香菜
釘宮理恵 小林由美子 遠藤綾 津田健次郎
汚濁にまみれたアースダッシュと違って、月には近代的な都市が広がり、いつも華やかなイルミネーションが輝いていた。
アースダッシュに住む人々はみんな貧しく、いつかあの月面都市に住む未来に憧れていた。
アースダッシュのある街で、ビッグフット・バスケの試合が始まろうとしていた。街の住人たちは、街頭テレビに集り、ビッグフット・バスケの始まりを待っていた。
そんな興奮状態の街を、ずっと背後から、冷たい目で見ている少年がいた。キックボードに乗ったダンだった。
今まさにビッグフット・バスケが始まるその時、ダンは、キックボードに乗って走り始める。
ダンはバスケットボールでドリブルしつつ、街を疾走する。
街頭テレビに一気に肉迫し、バスケットボールでディスプレイを破壊する。
すぐに警光灯を載せたビッグフットが殺到した。
だがダンは軽やかに警察ビッグフットの手を交わし、街を疾走していく。
すぐに警察はダンを見失い、ビッグフットも故障して追跡不能になってしまう。
主人公ダン(左)は、妹ココ(右)のためにビッグフットを街から追い出そうと考えているが、妹は無感情に兄のダンを批判している。どうやら、本当に無関心のようだ。
街頭テレビを破壊し、ビッグフットを侮辱する。
ダンは、ビッグフットが大嫌いだった。さらにビッグフット・バスケはもっと嫌いだった。
かつてダンの妹ココが、ビッグフットに踏まれて、ひどい怪我を負ったからだ。以来、ココは足が自由に動かなくなり、車椅子で生活している。
ダンはビッグフットを心底憎み、ビッグフットをこの世から消し去る方法を考えていた。
そんなダンの前に、謎の美少女セラが現れる。
セラはダンの手を引き、ビッグフットのコクピットに載せる。
ダンの前に、謎の美少女セラが現れる。ダンはセラからビックフットを操縦を学び、ビッグフットの試合に乱入を思いつく……。キャラクターは子供アニメふうだが、一部の描写は、ひどく性的に描かれている。いかにも、一定の男性層を狙った演出だ。
宇宙のどこかのにあるかもしれない、どこかの惑星の物語だ。
アース・ダッシュと呼ばれるそこでは、文化の中心はビッグフットと呼ばれるロボットが演じるバスケットボールであり、誰もがビッグフット・バスケに注目し、熱狂していた。
主人公ダンははじめはビッグフットを憎んでいたが、やがて天性の才能を見出され、ビッグフット・バスケにのめりこんでいく。
テレビアニメーションではありがちな熱血スポーツ・アニメをSF的異世界に置き換えた作品だ。
世界観の構築方法と主人公の描き方は、典型的な熱血アニメにありがちなスタイルだが、ロボットを交えたアクションはなかなか新鮮だ。
物語はわかりやすいが、退屈でもある。日本人は飛躍したものより、“お約束”を求める傾向がある。海外進出を前提としているが、西洋人なら日本のアニメを何でも買ってくれると思わないほうがいい。“お約束”だけを続けていたら、西洋人でも飽きる。
『バスカッシュ!』の映像は美しく、特に色彩感覚は優れた感性で描かれている。
街のディティールは細部まで描かれ、夥しい数の落書きすら様式的に描かれている。
だが、描かれているもの自体に飛躍したものはなく、ありきたりな物ばかり集められてレイヤリングされている。
映像の新鮮さは、詳細に描かれた背景にはなく、大胆にレイヤリングされた近代都市の風景と、ロボットアクションの側にある。
作画の精度も非常に高く、アニメ全体を通して、疾走するような躍動感がある。
イメージ自体はありきたりだが、ビッグフットを交えたアクションはなかなか豪快で見所はある作品だ。
作品データ
監督:板垣伸 原作:河森正治 ロマン・トラ サテライト
脚本:佐藤竜雄 キャラクターデザイン:吉松孝博 SUEZEN そえたかずひろ
メカ・コンセプトデザイン・美術監督:ロマン・トラ
デジタル・ディレクター:原田丈 色彩設計:久保田裕一
音楽:吉川慶 シューズデザイン協力:NIKE
アニメーション制作:サテライト
出演:下野紘 伊藤静 中村悠一 花澤香菜
釘宮理恵 小林由美子 遠藤綾 津田健次郎
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