■ 最新記事
(08/15)
(08/14)
(08/13)
(08/12)
(08/11)
(08/10)
(08/09)
(08/08)
(08/07)
(08/06)
■ カテゴリー
お探し記事は【記事一覧 索引】が便利です。
■2009/08/23 (Sun)
映画:外国映画■
国際刑事法廷。
窓の外は様々な国旗がはためいている。その日、ハン大使が大事な発表を行う予定だった。
問題の中心にあったのは、世界中で暗躍する中国系犯罪組織の存在だった。組織(トライアッド)は秘密結社であり、本部がどこであり、リーダーが誰なのかも不明だった。ハン大使は、組織(トライアッド)の秘密を暴く、重要な情報を掴んでいた。それは、『シャイシェン』と呼ばれる謎の何かに秘密が隠されていた。
だがハン大使が『シャイシェン』について口にしようとしたその時、何者かが狙撃する。
護衛官と勤めているカーター刑事。一方リー警部は交通整備を任されていた。リー警部は警察無線でハン大使の狙撃を知り、駆けつけようとする。
当日、ハン大使の護衛官を勤めていたカーター刑事は、即座に犯人追跡に乗り出す。
間もなくカーターは狙撃手を路地裏に追い詰める。だが狙撃手はカーターの幼馴染であるケンジだった。
カーター刑事は衝撃を受け、ケンジを見逃してしまう。
落胆するカーター刑事は、ハン大使が入院している病院に向かう。だが護衛は一人もおらず、病院を何者かが襲い掛かる。
カーター刑事はリー警部とともに襲撃者を倒し、その一人から証言を聞きだす。
「『シャイシェン』の謎を解く手掛かりがフランスにある」。
カーター刑事はリー警部とともにフランスへ向かう。
ケンジ役を演じるのは真田広之。ゲストがヒールを演じるのはアメリカ映画の基本ルールだ。舞台はフランスで敵は中国犯罪組織、なのにボスは日本人という奇妙な組み合わせの映画だ。
ジャッキー・チェン、クリス・タッカー共演のヒットシリーズ第3作目だ。
物語はロサンジェルスからフランスに移り、前2作のような大騒ぎを繰り広げる。
舞台となるのはいずれも有名な観光名所で、フランス旅行で巡る場所は概ね登場する。凱旋門やシャンゼリゼ通り、エッフェル塔。観光旅行の気分を味わうには最適な映画だろう。
アクションもコメディも、物語の合間に無理矢理突っ込んだ印象の映画。映画の売りになる描写が物語と調和せず、浮き上がってしまっている。どんでん返しもなく、映画としては極めて単調で凡庸。
映画の物語に見所は少ない。大きなうねりもなく、映画の最後までストンと落ちていくような物語だ。
アクションシーンには切れがなく、カメラワークがむしろ俳優の動きを殺してしまっているように見える。コメディシーンは物語の合間に突っ込んだ感じで、展開の速度を停滞させてしまっている。
どんな危機に直面しても、大きな困難はなく簡単にすり抜けてしまう。所詮はコメディ映画だから、と開き直っているようにすら見えてしまう。
大味な映画と写るかもしれないが、あくまでもこの作品はフランス観光旅行を楽しむ映画だ。日曜日の1時間半を埋める最適な映画だろう。
映画記事一覧
監督:ブレット・ラトナー 脚本:ジェフ・ネイサンソン
音楽:ラロ・シフリン 撮影:ジェームズ・ミューロー
出演:ジャッキー・チェン クリス・タッカー ヴィニー・ジョーンズ
真田広之 ノエミ・ルノワール マックス・フォン・シドー
イヴァン・アタル 工藤夕貴 ロマン・ポランスキー
ジュリー・ドパルデュー チャン・チンチュー ツィ・マー
窓の外は様々な国旗がはためいている。その日、ハン大使が大事な発表を行う予定だった。
問題の中心にあったのは、世界中で暗躍する中国系犯罪組織の存在だった。組織(トライアッド)は秘密結社であり、本部がどこであり、リーダーが誰なのかも不明だった。ハン大使は、組織(トライアッド)の秘密を暴く、重要な情報を掴んでいた。それは、『シャイシェン』と呼ばれる謎の何かに秘密が隠されていた。
だがハン大使が『シャイシェン』について口にしようとしたその時、何者かが狙撃する。
護衛官と勤めているカーター刑事。一方リー警部は交通整備を任されていた。リー警部は警察無線でハン大使の狙撃を知り、駆けつけようとする。
当日、ハン大使の護衛官を勤めていたカーター刑事は、即座に犯人追跡に乗り出す。
間もなくカーターは狙撃手を路地裏に追い詰める。だが狙撃手はカーターの幼馴染であるケンジだった。
カーター刑事は衝撃を受け、ケンジを見逃してしまう。
落胆するカーター刑事は、ハン大使が入院している病院に向かう。だが護衛は一人もおらず、病院を何者かが襲い掛かる。
カーター刑事はリー警部とともに襲撃者を倒し、その一人から証言を聞きだす。
「『シャイシェン』の謎を解く手掛かりがフランスにある」。
カーター刑事はリー警部とともにフランスへ向かう。
ケンジ役を演じるのは真田広之。ゲストがヒールを演じるのはアメリカ映画の基本ルールだ。舞台はフランスで敵は中国犯罪組織、なのにボスは日本人という奇妙な組み合わせの映画だ。
ジャッキー・チェン、クリス・タッカー共演のヒットシリーズ第3作目だ。
物語はロサンジェルスからフランスに移り、前2作のような大騒ぎを繰り広げる。
舞台となるのはいずれも有名な観光名所で、フランス旅行で巡る場所は概ね登場する。凱旋門やシャンゼリゼ通り、エッフェル塔。観光旅行の気分を味わうには最適な映画だろう。
アクションもコメディも、物語の合間に無理矢理突っ込んだ印象の映画。映画の売りになる描写が物語と調和せず、浮き上がってしまっている。どんでん返しもなく、映画としては極めて単調で凡庸。
映画の物語に見所は少ない。大きなうねりもなく、映画の最後までストンと落ちていくような物語だ。
アクションシーンには切れがなく、カメラワークがむしろ俳優の動きを殺してしまっているように見える。コメディシーンは物語の合間に突っ込んだ感じで、展開の速度を停滞させてしまっている。
どんな危機に直面しても、大きな困難はなく簡単にすり抜けてしまう。所詮はコメディ映画だから、と開き直っているようにすら見えてしまう。
大味な映画と写るかもしれないが、あくまでもこの作品はフランス観光旅行を楽しむ映画だ。日曜日の1時間半を埋める最適な映画だろう。
映画記事一覧
監督:ブレット・ラトナー 脚本:ジェフ・ネイサンソン
音楽:ラロ・シフリン 撮影:ジェームズ・ミューロー
出演:ジャッキー・チェン クリス・タッカー ヴィニー・ジョーンズ
真田広之 ノエミ・ルノワール マックス・フォン・シドー
イヴァン・アタル 工藤夕貴 ロマン・ポランスキー
ジュリー・ドパルデュー チャン・チンチュー ツィ・マー
PR