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■2016/02/21 (Sun)
第9章 暗転

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13
 暗闇のトンネルを抜けると、見知らぬ森に出た。
 ソフィーは女の幽霊に掴まれたまま、地面に転がった。女の幽霊がソフィーの上にのしかかった。

女の幽霊
「やっと見付けたよ。あんたを探してたんだ。あんたは私たちの正体を暴く、唯一の存在だからね」

 女の姿がじわりと変わり始めた。口が引き裂けて、バラバラに乱れた髪は真っ黒に染まり、1本1本がトゲのようになって広がった。腕は太くなり、爪はより鋭さを増していく。
 ソフィーは恐怖に囚われ、震えながら周囲を見回した。見知らぬ森の、見知らぬ藪の中だった。剣を持った幽鬼が周囲を取り囲んでいる。ソフィーは杖の代わりになりそうなものを探したけど、何も見付からなかったし、腕をがっちり掴まれて身動き取れなかった。

女の幽霊
「知っているよ。あんたは死んでも、別の誰かに能力が託されてるんだろう。だったら殺さない。永遠に生かしてやるよ。ただし、その舌を切り落として、絶対に出られない牢獄に入れてやる!」

 女の幽霊が歓喜の声を上げる。その声はすでに人間のものではなく、人外の魔物のものになっていた。
 ソフィーは恐怖と不安に震え、目に涙を浮かべた。

女の幽霊
「あーはっはっはっ! あんたがいなくなれば、我々の時代がやってくる。暗き者が人間を支配するんだ!」

 幽鬼達がじわりと女の幽霊の側に集まってきた。持っていた剣をゆっくりと持ち上げ、切っ先を女の幽霊に向ける。
 ようやく女の幽霊は、違和感に気付いた。
 はっと振り向く。剣が女の幽霊を串刺しにした。
 怪物が絶叫を漏らした。幽鬼は何度も女を剣で裂いた。怪物の腹が裂け、不浄の臓物がソフィーの体に落ちてきた。怪物の血がソフィーの体を黒く染める。ソフィーは恐怖と不快さに、ただただ泣き声を上げた。
 ようやく幽鬼の攻撃が終わった。怪物の死体がソフィーの体にのしかかっている。幽鬼達が怪物の死体を、ソフィーの体から取り除いた。
 すでにソフィーを押さえつけるものはない。だがソフィーは、全身が冷たく震えてしまって動けなかった。息を吸おうとしても、肺に空気が入ってこない。意識は糸1本でなんとか支えられている状態で、今にも恐怖に負けて気絶してしまいそうだった。
 何かが現れた。草むらの上を、何かが歩いている。
 ソフィーは音がした方に目を向けた。死神だった。ボロのローブを身にまとった骨が、こちらに向かって歩いていた。その数は1体……2体……3体。さらにそれを従えている誰かもいた。だが、首は自由が利かず、なんとかその足下が見えただけだった。
 何者かがソフィーを覗き込んだ。


「悪いな。あんたの体、しばらく借りるぜ」

 死神がソフィーの前に進み出てきた。骨ばかりの手が、ソフィーに迫った。そこで、ソフィーの意識が途切れた。

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