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■2010/08/11 (Wed)
評論■
7・クライマックス
当り前の定義を示すが、クライマックスとはそれまでに提示した全てが統括される場面のことである。
だが最近のアニメでは、放送回数を無駄に消費して、最後になって唐突に何かをする、というパターンが目立つ。物語の最後の最後という局面に差し掛かると、それまでの文脈をまったく無視して、唐突に難題が提示され、その難関に対して登場人物たちが何かしようというドラマが作られる。
まるで、夏休みの宿題を、残りの数日になって大慌てで片付けようとするみたいに。
それまで描いてきた全ての要素を足し算していったところにクライマックスは存在している。クライマックスはそこに至るまでの物語の全体像を克明にし、作品の真の姿を示す場面である。
作品はクライマックスに向けて物語を綴っていくべきだし、そこに至るまでの構造に間違いがなければ、クライマックスは確実に素晴らしい瞬間になる。
ここまで長い場面を一つのシーンとして
最近のほとんどのアニメは尻すぼみになって忘れられ、埋もれていくだけだが、ここまで右肩上がりに輝きを放った作品の例は非常に貴重だ。
漠然としたキャラクターのアイデアと勢いだけでは後に残る作品は生まれない。作品をどのように発展させていくか、どのような結末を目指して物語を構築していくか、その構想力がなければ、物語創作は確実に失敗する。
『鋼の錬金術師』という作品を支えたのは、原作者荒川弘の優れた構想力によるものだ。エピソードの一つ一つに物語後半に向けて意
はっきり言えば、荒川弘は絵がうまい漫画家ではない。アクション描写が優れているわけでも、感動的なドラマに長けている作家でもない。ビジュアル構築を見ても、第1次世界大戦前後ふうのドイツの風
ただ漠然と物語を作るのではなく、終局的な意図を持って物語を綴っていく、とい
『鋼の錬金術師』相当のストーリーを、あるいは『鋼の錬金術師』を越えたいと思うのなら、キャラクターやベーシック的なも
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