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■2015/08/06 (Thu)
第2章 聖なる乙女

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 翌日の朝。
 若者は荷物を背負い、族長の屋敷を後にする。親族だった者達が見送りに出てきた。
 空が厚く雲で覆われ、村は沈んだ灰色に包まれていた。前夜の雨で、道は泥のようにぬかるみ、水溜まりがいくつも残っていた。
 若者は、村の斜面をゆっくりと降りていく。村人らと何度もすれ違った。村人らはみんな黒い頭巾を被り、死者を見送るような悲しみを湛えて、若者に会釈した。若者も、そんな彼らの1人1人に会釈しながら、道を進んだ。
 村を外れたところで道を曲がり、先祖の墓があるところを目指した。明るい光が射し込む木立を通り抜けると、立派に装飾された墓標がいくつも現れた。その中に、老女が1人佇んでいる。

×××
「ここでしたか」
ミルディの母
「来ると思っていました」
×××
「あなたの予感はいつも的中します。私は忠告を軽んじました」
ミルディの母
「いいえ。私が感じた予感は、ずっと遠いものです。まだ終わっていません。むしろ、本当の暗闇はこれから始まります。今までより、ずっと恐ろしく途方のないものが待ち受けているでしょう」
×××
「あまり遠すぎる未来に望みは託せません。人はいつか死んでしまいますから。せめて、手の届く範囲で、幸福を望んでください」
ミルディの母
「いいえ、これはきっと運命なのでしょう。あなた1人だけではありません。多くの者が災いに巻き込まれます。それが運命というのなら、もっと以前から始まっていたのかも知れません」
×××
「母上。いったい何の話ですか」
ミルディの母
「名前を取り戻したら、必ず村に戻ってください。明かす話があります」
×××
「……わかりました」
ミルディの母
「まだあの人を想っている?」

 母が、目の前の墓標を示した。

×××
「――ええ。美しく、聡明な人でした」
ミルディの母
「死んでいく人は想いばかり残していくわ。残された人に悲しみだけを与えて……」
×××
「旅が終われば、必ず戻ります」
ミルディの母
「待っています。……ミルディ」

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