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■2013/02/10 (Sun)
82e8c7af.jpeg『じょしらく』の第5巻は通常版と限定版の2種が発売され、限定版はオリジナルアニメーションDVDが付属する。また通常版の表紙絵はいつもの和装姿だが、限定版では同じポーズで水着姿に変えられている。いつもの5人のメンバーで中心に立つのはキグ。ただ一人カメラ目線で、元気にVサインを突き出している。前巻までの表紙絵はキャラクターの顔が小さな窓からちらと見えているだけなのに対して、第5巻の表紙絵は全員の動きが見えるくらい窓が大きいのが特徴である。
この限定版DVDがシリーズアニメ第2期への布石だと思いたい。……何もかも売り上げ次第だが。
前巻の途上で、フキダシ係原作を担当する久米田康治の連載『さよなら絶望先生』が終了した。この連載終了は『じょしらく』の内容にも確実な変化を与えた。それまで避けていたように思われる羅列ネタが加わり、以前から多かった風刺ネタはより痛烈な勢いを持つようになった。『さよなら絶望先生』の終了に合わせて、久米田康治の個性が『じょしらく』へとオーバーラップしてきたといえよう。『絶望先生』を終了させて『じょしらく』を連載の本丸に掲げたようだ。
また第5巻では下ネタも非常に多い。これまでもマリーによる露出、尻見せは多かったが、それよりさらに一歩踏み込んで性的なものを連想させるネタが取りあげられるようになった。これは『絶望先生』以前の久米田康治のスタイルである。しかし可愛らしい少女達が繰り広げる下ネタの連続はそれなりに評判がいいらしく、下ネタが露骨で卑猥で下劣であればあるほどアンケートによる人気が上昇する不思議現象を起こしている。
キャラクターの描き方は映像化を通してより明快になった。顔や表情だけではなく、身体的なプロポーションもキャラクター毎にくっきりとした個性を持って描かれている。
その一方、画にやや消耗が現れてきている。キャラクターは崩れがちだし、反転すると左右のバランスが大きく歪んで見えてしまう画もある。おまけページもイラストや漫画ではなく、テキストだけでごまかされている部分が大きく、長期連載の疲労がやや現れてきたようだ。
そうそう、第5巻は注目の新キャラが登場である。これは本編を見てからのお楽しみ。

三十三日目 キャラつぶし
6cab99ad.jpeg春。それは出会いの季節。出会いの一つ一つは大切にしなければいけない。
「一期一会の心得ですね」
静かな声で答えたのはククルだった。
「いちごいちえって……なんだいそれは?」
頭に疑問符をつけて尋ねるマリー。
どこからか呆れた、という溜め息がこぼれた。
「これっきりの出会いになるかもしれないから、その時々の出会いを大切にしましょうと……。利休が言ったとか言わないとか」
「ふーん」
説明する丸京。しかしマリーは、興味なさそうに聞き流して耳に指を突っ込んでいた。
とそこに、
「失礼します!」
勢いよく襖が開いて、
「おはよーございまぅす~~!」
飛び込んできたのは、イチゴ柄の着物袴姿に、赤く染めた髪には星を一杯に散らした大きなリボンを添えて――何とも言えない痛々しい姿の少女だった。イチゴ柄の少女は片目をぱちっと閉じて、目元でVサインを作る。にぱっと星が楽屋を飛び散った気がした。
「誰?」
キグが茫然と眼を白くさせていた。
「本日師匠に一日入楽を許されました~。センパイ方々! ひとつよろしくお願いします!」
暑苦しい勢いそのままに、イチゴ柄の少女は楽屋の5人それぞれの周囲を素早く回って順番に肩をもんで回る。
896d5268.jpeg勢いに乗れず、マリーたち5人が迷惑そうな顔を浮かべていた。ちなみに「入楽」はこの漫画の造語だ。
「まあお綺麗な!」
イチゴ柄の少女がククルの前で止まった。雑誌をくるっと丸めて、ククルの口の前に突き出し、
「カレシはいるんですくわぁ~?」
不愉快なほど声の線を揺らしてエアインタビューを始めた。
うざい。
誰もが第一印象にそう感じた。

ac7da1da.jpeg三十四日目 音姫かたり
ククルが戻ってくると、にわかに不審そうな顔を浮かべて楽屋全体を見回した。楽屋の一同がなんだろうと視線をククルに返す。
「なんか、楽屋狭くなった?」
ククルが疑問を口にする。
「気のせいだろ?」
マリーがククルをなだめるように、楽天的な声で返した。
ククルは釈然としない顔のまま、一同が囲むちゃぶ台の前までやってきて座る。
「なんか今、どっかから声がしなかった? なんかおばさんのような」
今度はテトラが不審そうな顔を浮かべて回りを見回す。しかし誰も同意せず、不審な気分にのせられるかのように首を振った。
「声と言えば私たちも喋る仕事だし、基本に返って発生練習しましょう! お客様を美声で魅了するんです!」
唐突にキグが提案した。
「声で釣るっての? 深夜アニメじゃあるまいし」
丸京はいまいち気乗りしないようだ。
とはいえ、それなりに美声の持ち主の5人組。よりいい声になるにはどうすればいいのだろう。
そこにマイクが用意される。マイクは外のスピーカーに繋がっている。美声の持ち主がこれで呼びかければ、お客さんがどんどん入ってきてくれるはず……!

三十五日目 担当ほしい
b6bc3cb7.jpegテトラが楽屋に戻ってくると、はっと不審な顔を浮かべて天井を見上げた。
「なんか、天井低くなってない?」
と疑問を漏らし、それから楽屋全体を見て
「なにこの荒廃っぷり!」
驚きの声を上げた。
ボロボロになった壁、床の畳はすっかり古くなっていぐさがめくれかけている。空気が低く淀んでタンブル・ウィード……西部劇によく出てくる転がっていく草が楽屋を横切っていった。
「ヒャーハー!」
「キョキョキョキョ!」
奇声! 振り向くと、着物をボロボロに裂いたマリーとキグが立っていた。マリーの目は正気をなくしたようにかっと見開かれ、目元にどぎつい赤の星マークが描かれている。その手にはバッド。
マリーが叫びながらテトラに飛びかかった。バットを振り回す。が、バットは空を切り、マリーの手から離れて天井に突き刺さった。
「何すんのよ! なんなのこの部屋とキャラの荒廃っぷりは。これじゃ無法地帯じゃないの!」
テトラが顔を真っ青にして慌てふためく。
するとククルがすっと立ち上がり、容赦のない厳しい目をテトラに向けた。
「無法地帯? 無法地帯なんてまだマシ。今この漫画は……無担当連載なの!」
その宣言は、テトラを凍り付かせるのに充分な力を持っていた。

三十六日目 芝居プロ
224212c4.jpeg楽屋に子供用の小さなゴムプールが置かれ、水が張られていた。その水の中に、水着姿のマリーとキグと丸京が、お風呂に浸かっているような心地を浮かべてくつろいでいる。
「待てなかったの。プール開き」
さすがにキグが恥ずかしらしい表情を浮かべて釈明を始める。
「市民プールならもう開いているだろう」
プールに収まっている一人、丸京が淡泊に言った。
「市民プールってチープすぎないかい?」
マリーが低いテンションでやり返す。
「でもお金がないから市民プールくらいしか行けないよ」
意見を重ねていくククル。
「何かこう、1ランク上の市民プールがあるといいんですけど」
キグが子供っぽく口元に指を当てて、首をかしげた。
と聞いてマリーが顎に手を当てて考え込み始める。
「1ランク上の市民プール? 1ランク上の市民ってプロ市民? プロ市民プールっていうことか?」
プロ市民が使用するプール……とりあえず反対しかしないプロ市民が使用するプールっって何だか想像できない。
いやいや、そうじゃなくて――、
「プロ市民が利用するんじゃなくて、プロ市民が監視しているプールなら知ってる」
プロ市民が監視するプールは何やらおっかないようだ。

三十七日目 イ田祭
0a42e857.jpegテレビに映されているのはマリーたち5人組。しかも色付きの動画である。元気に勢いよく、合唱している場面だ。メーキャップのお陰か、いつもより数段艶やかに映っているように見えてしまう。
その映像を、5人が取り囲んでじっと覗き込んでいた。
「わーよかったね!」
映像が終了して、大喜びのキグが一番に声を上げた。
「ん……」
素っ気ないマリー。
「ま、まーまーかな」
丸京は素っ気なさを装っているが、声にかすかな高揚が滲み出ている。
とこの時、一同の頭にあったのは……有名になってしまう!
ついにアニメ化されてしまった『じょしらく』。深夜とはいえ、全国放送。漫画なんかよりよほどお客さんは多い。漫画を買わないお客はいても、テレビを見るお客は一杯いる。
さて、どうしよう?
b13fdf05.jpegキグははっと思いついて、鞄の中からなにやら引っ張り出す。がさごそと変装をして振り返ったその姿は、帽子にサングラスに大きめのマスク。変装していますっていうサインのような格好だった。
「なんのつもり?」
テトラがびっくりして思わず吹き出してしまった。
「変装に決まってるでしょ。街でファンに見つかったら、大変なことになるじゃないですか。普段露出していない漫画家ですら、ビックカメラで気付かれてしまう時代なのよ!」
キグが異様な迫力で言い放った。
「やべえな。滅多なことできないな。電車もおちおち乗れないね」
0ae319b8.jpegマリーが不安そうに汗を浮かべていた。
これからは生活を無理にでも変えなければ行けない。まず移動は全部タクシー。人の目があるから、マクドナルドはビックマック以上は注文禁止。
しかしそれ以上に大切なのは――
「スキャンダルは整理しとくように」
深夜アニメ、エセ美少女アニメとはいえ、視聴者的にはアイドルと等価。もしもどこかにスキャンダルの火種があれば、即廃業。
スター生活が始まってしまう前に、5人立たちはあれこれ話し合いを始める。

三十八日目 夢金メダル
398e83f0.jpegふわぁ……眠い眠い。目蓋を半分落としたキグが楽屋にやってくると、一同は厳しい顔でちゃぶ台の上を睨み付けていた。そこに置かれていたのは――金メダル。
「なぜ楽屋に金メダルが?」
驚いたキグが金メダルの前にすがりつく。
「困った……。政治的な発言ができなくなるじゃないか!」
声を上げたのは丸京だった。
「なんで?」
マリーがきょとんとした声を上げた。
「オリンピック憲章と言ってだな。オリンピック競技において、いかなる政治的なメッセージも発信することも禁じているんだ」
丸京は厳しい調子のまま淡々と説明した。
しかし不思議そうな顔を浮かべたのはテトラだった。
「なんでわざわざ禁止するのかしら。わざわざスポーツで政治的メッセージを発信するなんて、そんな程度の低い国あるわけないじゃない」
テトラはみんなの緊張をほぐすように明るい声を上げた。
みんながわっと笑った。「だよなぁ」「ないない」といった声が上がる。
cef85511.jpeg「それにメダルがあるだけで関係なくないですか。そもそもそんな政治的な話、一度もしたことないです」
と笑うキグ。
「だよね」
テトラが同意して声を上げた。
この漫画は女の子の可愛さをお楽しみ頂くために、差し障りのない会話をお楽しみ頂く漫画です。

三十九日目 高原清水
5d2593d1.jpeg秋。
秋刀魚。
松茸。
芋。
「だから何?」
ククルいつになく暗く影を落とした顔に目を鋭く輝かせて、声は静けさの中に敵意を一杯に込めていた。
「何って、食いもんが何でも美味しい季節じゃないか」
マリーが焼き芋を頬張りながら言った。
「食欲の秋って嘘よ。秋になったからといって、特に食べ物が美味しくなったとは感じられないもの」
ククルの反論。
「重症だぞ。秋に食欲が増えないなんて」
マリーは焼き芋を口に入れる手を止めず、呆れた表情を浮かべた。
「私もみんなと同じように何でも美味しく感じるようになりたい」
「んーじゃあ、あれだ。高原味覚!」
明るい声で提案したのはテトラだった。
高原味覚。
高原だとやたらアイスクリームが美味しかったりする。でもあれは、高原などの酸素の薄いところでは舌の感覚が鈍ってしまうため。つまり、不味いものでもごまかせてしまうのだという。
ということは、楽屋を高原のような環境にすれば、秋の食材が美味しく食べられるかも知れない。ククルはさっそく楽屋の空気の流れを止めて、低酸素状態を作り始める。

四十日目 貧乏仮装
b03b71fc.jpeg11月1日。
ククルが黒のとんがり帽子、同じく黒のマントを羽織って楽屋に現れた。とんがり帽子には顔の形にくりぬいた小さなかぼちゃが2個飾り付けられている。典型的なハロウィンファッションだ。
しかし、
「ハロウィンは終わったぞ」
丸京が不思議そうな顔をして尋ねた。
「知ってる」
ククルは帽子のせいなのかいつもより顔に落とす影を深くして、感情の乗らない冷たい声で返した。
11月1日。ハロウィンは昨日。すでに終わったのだ。
ククルは事情を語り始める……。
ここに来るまでの途中にある繁華街。そこを通り抜けようとすると、いつもは見かけない落とし物が町中のあちこちに。とんがり帽子、マント、ブーツ、パンプキンお化けのかぶり物、スティック……。それを拾い集めて歩いていたら、
「こんな風に」
ククルはやや言葉を高揚させて、マントの端をバッと広げた。
「確かにハロウィン明けとか色々落ちてるけど。一応落とし物だから拾得物横領になるんじゃないか」
丸京が忠告する。
ククルが頷いた。
「うん、だから交番行って落とし物ですって言ったよ。そしたらおまわりさん満面の笑みで……「清掃活動お疲れ様です」……だって」
その台詞の裏に「捨てといて」という心の声が聞こえたように思えた……とククルは語る。
とそこにやってきたキグ。耳には飾り一杯ついた実用的でなさそうなヘッドフォン。肩にはトゲをつけた金属ふうの肩当て。腰には同じく金属質感のスカートを巻いていた。
「どーしてこーゆう格好なのかと言うとですねー。繁華街に」
「もうだいたい聞いた」

特別編 壱 権利衛狸
4311587d.jpeg「単刀直入に言います。アニメが始まるので、これがどーいった漫画なのか初見の方に説明する必要があります」
司会進行を務めるのは珍しくククルだ。
状況はかなり遡るがアニメが始まる直前。週刊少年マガジン出張してこの漫画がどんな趣旨をもっているか、説明しなければならなくなった。
「それ編集の仕事だろ。記事作ったりして」
やる気なさそうなマリーが反論。
「誰かと誰かのせいで、今の時代それをやると、原稿落とした時の穴埋めに思われてしまうんだって」
説明で返すテトラ。確かに特集記事が作られてしまうと、無条件に今週休みか、と思ってしまう。
「てゆーか、みんな説明する気ないでしょ」
ククルが厳しい目で一同を睨み付ける。
「なんで!」
マリーと丸京がハモる。
「こんなに気合い入れてきたのに!」
キグも反論の声を上げた。
しかし――。

a41ad967.jpeg特別編 弐 ヨッシャ怪談
「節電の夏ということで、冷え冷えする怪談の寄席ということで、百物語をすることになりました」
と切り出すテトラは、「怪談」と言いつつ表情は明るい。
すでに楽屋の中は100本の蝋燭に取り囲まれている。広くもない部屋だから、100本も蝋燭を並べると意外と明るい。
しかしマリーたちが直面している問題とは――、
「6ページで百物語かよ!」
というかすでに1ページ消費しているから、あと5ページ。計算すると1ページ20物語。さて、どうやれば100本の話を消費できるのやら……。

作品データ
原作:久米田康治
漫画:ヤス
編集・出版:講談社
連載:別冊少年マガジン(2012年5月号~12月号)
    週刊少年マガジン(2012年第31号、第32号)




 

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限定版オリジナルアニメーションDVD

台無屋 (原作第4巻/台無屋)
3b4ae063.jpeg高座のマリー。
「これ、この秋刀魚、いずかたより仕入れた。はあ、日本橋。魚河岸にございます。そこでお殿様がおっしゃ……」
調子よく語りを続けるが……不意に客席からぱらぱらと拍手。マリーは息を止めるように語りをせき止めてしまった。
「やっぱり、秋刀魚は目黒に限る。お後が、よろしいようで」
流れをせき止められた気まずさを抱えたまま、頭を下げる。しかし、そこで拍手をする者は誰もいなかった。
楽屋に戻ってくるマリー。
「どうしたの、マリーさん」
見るからに暗い顔を浮かべるマリーに、テトラが尋ねる。
「まだ終わってないタイミングで、拍手された! さげの前に拍手しやがった! フツーさげの後だろ、拍手は!」
マリーはここぞとばかり不満をぶちまける。
1692b20d.jpeg「下手くそだから早く帰れってことじゃない」
「なんだとぉ」
火に油、火にナパーム爆弾。丸京の淡泊な挑発にマリーが飛びつく。
「そんなこと言うんだったら、マリーさんだって!」
次に不満の声を上げたのはキグだった。
キグが語るには、この間、チケットがあったからマリーを誘ってクラシックのコンサートに行ったそうな。
すると――、
「まだ演奏が終わってないのに、一人で拍手を始めて……すごく恥ずかしかったんだから! 数秒の静寂の後が聴き所なのに、台無しもいいとこ!」
しかしマリーの犯罪的ミスリードは、それだけではないようだ。

三軒本屋
691e9370.jpeg「おお、ここが神保町か。ビジネス街って感じするね~」
駅を出たところでマリーが町並みをぐるりと見回す。
「同時に学生と本の街とも言えるわね。出版社や書店、大学も多いし」
テトラが笑顔で頷いた。
「古本屋さん巡りがしたい」
「いいですね」
静かに呟くククルに、キグが元気な声で同意する。
しかし、まだ1歩も歩いていないのにマリーの腹が唸りだした。
「待ちなよ。腹が減っては戦ができぬだよ」
「美味しい定食屋さんが多いよ、この辺りは。天丼、洋食、カレー。あ、あと出版社は夜遅いから中華料理店も夜遅くまでやってるね」
丸京が淡々と神保町の食べどころを解説し始める。
「ご飯食べるのもいいけど、それより先に、挨拶回りしたほうがいいんじゃない?」
ククルがみんなの意思をとどめるように提案した。
挨拶回り。もちろん、マリーたちが普段お世話になっている出版社にだ。
さっそくキグが出版社までの道のりを調べ、そこへ向かった。辿り着いたビルは見るからに立派。その偉容が大出版社という看板を背負っているようだった。
「ありがとうございます」
「おせわになっております」
「いつもありがとうございます」
一同が出版社から出入りする人を捕まえては頭を下げる。
が、
「……って違うだろ! ここは小学館じゃねえか!」
ようやく気付いたマリーが声を上げる。看板には「小学館」の屋号。
9d03d66d.jpeg「わ、本当だ」
キグもようやく間違いに気付いて驚きの声を上げた。
「私たちが世話になっているのは講談社だよ!」
さらにマリーが怒った声を上げる。
「すみません。近所の漫画家さんのことを調べてたら、デビューがサンデーとあったので」

びっくり集中 (原作第4巻/びっくり集中)
6ccdc40a.jpeg「え? なんだって? 作画が逃げた? ノックしても出ない? んなわけないだろ! 居留守だよ居留守! ドア蹴破って入るんだよ! でもあの人、逃げ癖があるって話ですよ。んなこたぁ関係ねえ! オンエアが間に合うかどうかの瀬戸際だ……」
キグが窓際の席にじっと座って、台本を読み込んでいた。
新しい噺だそうだ。それを覚えるために集中してるところだ。
「あまり集中しすぎると身体に毒よ。根を詰めないようにね」
心配そうな声を掛けるテトラ。
「私はみなさんと違って真面目にお稽古してるんです! 集中集中!」
しかしキグは聞く耳持たず。厳しく言い返す。
「ちょっと集中しすぎじゃない?」
テトラの静かな声。
これに、キグがぴくりと反応する。
91618ad9.jpeg「え?」
振り返る。すると――キグの顔を見て一同がばっと立ち上がった。キグの顔面のパーツが、中央に集中していたのだ。
どうやら集中のしすぎで、顔のパーツが集中してしまったようだ。しかもこの顔の集中、なかなか元に戻らない。何とか分散させようと顔を揉みほぐすものの、今度は……。

b3cb516b.jpeg

特典について:
DVD特典は失業して暇だから呼び出されフキダシ係ネーム原作の久米田康治と、秋田に彼女のいる作画担当ヤスの2人による音声解説。
し かし、喋りが得意なわけでもなく、それ以前にそこまでお互いを知っているわけではない久米田康治とヤス。音声解説なのに実のある語りをぜんぜんしない、打 ち解けてなくて話が盛り上がらない、そもそもぜんぜん喋らない、というトンデモ音声解説が始まる。後半に入ると、秋田にいるというヤスの彼女の話題で本編 ほったらかし、そのまま終わってしまう。
明らかに企画の失敗、というか失敗するってわかってただろうに。なぜ企画を通して収録したのか。なぜお蔵入りにしなかった。企画担当者の首を捕まえて懇々と問い詰めたくなるような内容だ。
特典と言うほどお得感はないので、一切期待しないように。
ここは普通、出演声優か監督を呼ぶところだろうに。

作品データ
監督:水島努 原作:久米田康治 漫画:ヤス
キャラクターデザイン:田中将賀 脚本:横手美智子 美術監督:柴田千佳子
色彩設計:村永麻耶 撮影監督:大河内喜夫 編集:西山茂
音響監督:岩浪美和 音楽:横山克 監修:林家しん平
アニメーション制作:J.C.STAFF
出演:佐倉綾音 山本希望 小岩井ことり 南条愛乃 後藤沙緒里




 
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